久留米大学法学部の皆さんで藍染体験会2024/03/29

3月29日(金)に、田中絣工房さん(筑後市高江)にて、昨年度に生産した久留米藍の染料で藍染の体験会を行いました。
今回は3名の方が参加されていて、さらしとガーゼのハンカチを染めました。
田中絣工房さんがこの日の為に、藍液の調整をしてくださり、驚くほどに濃く染まりました。
前回の晒染めよりも、回数も少なく、濃い色合いに染まり、田中絣工房さんも驚いておられました。

【田中絣工房さんと一緒に】左から晒5回、真ん中ガーゼハンカチ7回、右端ガーゼハンカチ5回染

久留米藍の藍染体験の様子を画像でご紹介していきます。
まずは、染める晒やガーゼハンカチをお湯でよく洗い、糊などを落としていきます。

↓久留米藍の藍液です。田中絣工房さんがこの日の為に調整していただきました。
藍色の泡が立っていましたが、藍建てから2ヶ月弱経過していますので、染まるかどうかやってみないと分からないという状況でした。

久留米大学の学生さん達もそれぞれ染める物を持って

いよいよ久留米藍の藍液に投入です。

1回目に引き上げた時には、濃い緑色になってました。

2回目投入です。

染めた晒をしっかり絞り、たたきを行いました。

3回目投入。

段々濃く染まっていく様子を見て、学生さんも笑顔になっています。

3回染めたガーゼハンカチ

4回目投入。

4回目の晒の染まり具合です。奥の学生さんは回数を重ねる為、作業を続けています。

5回目投入。

5回目の晒の染まり具合です。

染めが終わった後、洗いにかけます。

洗いにかけると緑だった晒が鮮やかな藍色に変わりました。

2回目の洗いにかけます。洗いの水は澄んだままで、染めたガーゼハンカチも綺麗な藍色のまま。

最後に色止めを行いました。鮮やかな藍色はそのまま。

外に出ても鮮やかな藍色で、皆さん嬉しそう。

田中絣工房さんと一緒に。田中絣工房さんも今回の染め上がりに驚かれていました。
少ない回数でここまで染まるとは思っていなかったそうです。今回の調整がうまくいってよかったと言われてました。

参加していただいた久留米大学法学部の学生さんの感想をいただきました。

今回初めて藍染めの体験を行いました。私はさらしで染めてみました。最初の1回目よりも回数を増やすたびに、色が濃くなっていった印象があります。このようなすばらしい機会を設けてくださりありがとうございました。

初めて藍染めを体験したけれど、見た目以上にきつくて7回くらいまでしか工程をすることができませんでした。この機会を大切にして、もっと絣に触れていこうと思いました。貴重な体験ありがとうございました。

私は今回2回目の藍染め体験でした。1回目に行った時よりも、濃い色になってとても驚きました。織元さんによって色の染まり方が違ってとても面白いと感じました。藍の発酵によって濃くなったり、何度も染めることで、段々と濃くなったり動画や画像で見るよりも実際自分で行って体験を行った方が学べることが多いので、色々な人に勧めたいと思いました。今回は貴重な体験をありがとうございました。

藍染体験の後は、田中絣工房さんに併設されているカフェ「鵲KASASAGI」でこだわりのコーヒーとスコーンを頂きました。香高い美味しいコーヒーで癒されました。毎回藍染め体験の後のコーヒーが楽しみになってきています。また、田中絣工房さんと藍染や絣のお話が出来て、貴重な時間を過ごすことができております。田中絣工房さんには、大変お世話になりました。ありがとうございます!

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